チラシや名刺、ポスターなどにQRコードを載せたとき、
そのQR経由のアクセスがどれだけあったかを知りたいことはありませんか?
普通にQRコードを作るだけでは、
Googleアナリティクス(GA4)ではうまく計測できません。
そこで登場するのが、
Google公式の Campaign URL Builder(キャンペーンURLビルダー) というツールです。
これを使うと、パラメータ付きのURLを簡単に作成し、
QRコード化してアクセス解析できるようになります。
この記事では、
- パラメータ付きURLの作り方
- QRコード化の手順
- GA4での計測確認方法
を実例付きでわかりやすく解説します。
なぜそのままのQRコードでは計測できないのか
普通のQRコードは、単にURLへアクセスするだけの仕組みです。
そのため、Googleアナリティクス(GA4)では
- どのQRから来たのか
- チラシなのか、名刺なのか
- どの施策の成果なのか
といった情報を判別することができません。
たとえば同じページに
- 名刺に載せたQR
- チラシに載せたQR
- ポスターに載せたQR
があっても、すべて「同じアクセス」として扱われてしまいます。
そこで必要になるのが、キャンペーンパラメータです。
キャンペーンパラメータとは?
キャンペーンパラメータとは、
URLの末尾に付与することで、GA4側に「どこからの流入か」を伝える情報です。
よく使われるのは以下の3つです。
- utm_source(流入元)
- utm_medium(媒体)
- utm_campaign(キャンペーン名)
例:
https://example.com/?utm_source=qr_flyer&utm_medium=print&utm_campaign=summer2026
このようにパラメータを付けることで、
GA4上でQR経由のアクセスを正確に計測できるようになります。
Campaign URL BuilderでURLを作成する
キャンペーンパラメータは、
Google公式のツール Campaign URL Builder を使うと簡単に作成できます。
以下のページを開きます。
https://ga-dev-tools.google/campaign-url-builder/
入力項目
- Website URL
計測したいページのURLを入力します。 - Campaign Source(必須)
例:qr_flyer、qr_cardなど
→ どのQRかを判別するための名前 - Campaign Medium(必須)
例:print
→ 紙媒体の場合は print にしておくと分かりやすいです - Campaign Name(必須)
例:event_2026、spring_campaignなど
→ キャンペーンや施策名
入力すると、ページ下部に
パラメータ付きURL が自動生成されます。
パラメータ付きURLをQRコードにする
生成されたURLを、そのままQRコードに変換します。
やることはとてもシンプルで、
URLをコピーしてQRコード生成ツールに貼り付けるだけです。
よく使われる方法は以下です。
- Canva の QRコード作成機能
- 無料のQRコード生成サイト
- デザインツールのQR生成機能
重要なのは、
必ずパラメータ付きURLを使うこと です。
GA4で計測を確認する方法
QRコードから実際にアクセスが発生すると、
GA4でキャンペーン情報を確認できるようになります。
確認手順
- GA4にログイン
- 左メニューの「レポート」をクリック
- 「集客」→「トラフィック獲得」を選択
- 表のディメンションを
セッションの参照元 / メディア
または
セッションのキャンペーン に切り替える
すると、
utm_source や utm_campaign の値が表示されます。
実案件で使ったパラメータ例
実際の案件では、以下のように設定しました。
- utm_source:
qr_businesscard - utm_medium:
print - utm_campaign:
workshop_entry
こうしておくことで、
- 名刺経由のアクセス数
- QRからどれくらい問い合わせにつながったか
をGA4上で確認できるようになります。
QRを複数使う場合は、
sourceだけ変える という運用がおすすめです。
よくあるミスと注意点
パラメータを付け忘れる
QR自体は機能しますが、
GA4では通常のアクセスとして処理されてしまいます。
パラメータ名に全角やスペースを使う
URLが正しく認識されず、
計測できない原因になります。
英数字とアンダースコアのみを使うのが安全です。
命名ルールがバラバラ
後から分析するときに分かりにくくなるため、
命名ルールはあらかじめ決めておくのがおすすめです。
まとめ
QRコード経由のアクセスをGA4で正確に計測するには、
- Campaign URL Builderでパラメータ付きURLを作成
- そのURLをQRコードに変換
- GA4の集客レポートで確認
この3ステップだけで対応できます。
紙媒体とWebをつなぐ施策では、
QRの計測有無で効果検証の精度が大きく変わります。
実案件でもぜひ活用してみてください。


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